テスラのV2H対応は、正式に利用できるとは案内されていません。
Tesla米国のPowershareは、2026年10月1日以降に米国・プエルトリコで注文されたModel 3・Model Yが対象で、日本のTeslaは停電対策をPowerwallで案内しています。
- テスラのV2H対応の、日本での結論
- V2H・Powershare・Powerwallの違い
- Model 3・Model YのPowershareが対象の地域と条件
- 日本のV2H機器の対応車種とテスラの関係
- 日本で使える停電対策と、導入前の判断基準
公開されている相場は、車種や等級などの条件が自分と異なる場合があります。
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テスラはV2Hに対応している?

理由は3つあります。1つ目は、Powershareの対象です。Tesla米国のサポートが案内する対象は、米国・プエルトリコで注文されたModel 3・Model Yです(Tesla米国のサポート)。
2つ目は、日本のV2H機器の対応車種です。シャープとオムロンが公開する対応車種の一覧に、テスラは含まれていません(シャープの対応車種・オムロンの対応車種)。
3つ目は、Tesla Japanの案内です。停電時にご自宅の全ての家電へ電力を供給し続ける設備として、Powerwallを案内しています(Powerwallの案内)。車については、停電時にPowerwallから充電する機能を案内しています(停電時の車両の充電)。

V2Hは車から家へ、自宅充電は家から車へ。向きが逆です。
V2H・Powershare・Powerwallの違いは、電気の向きと蓄電池の置き場所


3つの言葉は、電気をためる場所と、電気が流れる向きで区別できます。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
V2Hは車から家へ給電し、自宅充電とは向きが逆


V2Hは、車に蓄えた電気を家で使う仕組みです。
次世代自動車振興センターは、V2H充放電設備を、車への充電と、車から施設への放電(給電)ができる装置と説明しています(次世代自動車振興センター)。
自宅充電は逆の向きで、家のコンセントやウォールコネクターから車へ充電します。
PowershareはTesla米国が案内する給電機能
Powershareは、Teslaの車の電気で家に電力を供給する機能です。Tesla米国のサポートは、Cybertruck・Model 3・Model Yのオーナーが、停電時に車のエネルギーで家に電力を供給できると案内しています(Tesla米国のサポート)。
Model 3・Model Yでは、長い停電のとき、車でPowerwallのバックアップ時間を延ばします。
Powerwallは家に置く家庭用蓄電池
Powerwallは、太陽光発電や電力系統からの電気を蓄電するコンパクトな家庭用蓄電池です。
停電時には、Powerwallからご自宅の全ての家電へ電力を供給し続けます(Powerwallの案内)。
3つの違いは、ためる場所と日本での案内状況
3つの違いを、表にまとめます。
| 比べる点 | V2H | Powershare | Powerwall |
|---|---|---|---|
| 電気の流れ | 車から家へ(家から車へ充電もできる) | 車から家へ | 蓄電池から家へ |
| 電気をためる場所 | 車のバッテリー | 車のバッテリー | 家に置く蓄電池 |
| 必要な設備 | V2H機器と対応車種 | Powerwall、ウォールコネクター、対応車種 | Powerwall |
| 日本での案内 | シャープ・オムロンの対応車種にテスラは含まれていない | 日本で正式に利用できるとは案内されていない | Tesla Japanが案内。Powerwall 3は2026年8月3日に販売開始 |
V2HとPowershareは、車の電気を家で使う点が同じです。
日本のTeslaが案内しているのは、家に置く蓄電池のPowerwallです。
自宅充電の安さは条件で変わる!
同じ条件で太陽光・蓄電池の見積もりを並べると、充電費用の違いが分かります。
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Model 3・Model YのPowershare対応は、米国・プエルトリコの注文車が標準


Powershareの条件は、注文の地域と時期、必要な設備、有効化の手続きの3つです。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
標準対応は、2026年10月1日以降の米国・プエルトリコの注文車
Tesla米国のサポートは、2026年10月1日以降に米国・プエルトリコで注文されたModel 3・Model Yが、標準でPowershareに対応すると案内しています。
それより前に生産された車は、一部が対応します(Tesla米国のサポート・Tesla米国の紹介ページ(英語))。
日本で注文された車は、Powershareを正式に利用できるとは案内されていません。



Powershareの条件で最初に見るのは、注文した地域と時期です。
PowershareにはPowerwallとウォールコネクターが必要


Powerwallがある家でPowershareを使うには、Model 3・Model Y、Powerwall、ウォールコネクター(Universal Wall ConnectorかWall Connector 3)が必要です。
PowerwallとウォールコネクターはTeslaの同じサイトに登録してペアリングし、Teslaのカスタマーサポートに連絡して有効にします(Tesla米国のサポート)。
バックアップ時間の目安は、Model 3 StandardとModel Y Standardが最長2日、PremiumとPerformanceが2日超です。米国の平均的な家庭の使用量(1日30kWh)と、車の充電量90%を前提にした推定で、日本の目安ではありません(Tesla米国のサポート)。
設置費用の考え方は、テスラの自宅充電工事費の記事で解説しています。
日本と米国の案内の違いを表で整理する
米国と日本の案内の違いを、表で並べます。
| 比べる点 | Tesla米国の案内 | Tesla Japanの案内 |
|---|---|---|
| Model 3・Model YのPowershare | 2026年10月1日以降に米国・プエルトリコで注文された車は標準で対応。それ以前に生産された一部の車も対応 | 日本で正式に利用できるとは案内されていない |
| 停電時の家のバックアップ | Powerwallに、Powershare対応の車を組み合わせて、時間を延ばす | Powerwallが、ご自宅の全ての家電へ電力を供給し続ける |
| Powerwall 3 | Powershare対応の車と組み合わせて、家のバックアップに使える | 2026年8月3日に販売開始。設置開始は2026年9〜10月以降と案内 |
表のとおり、米国で案内されたPowershareの条件を、日本のModel 3・Model Yに当てはめることはできません。
日本のV2H機器とテスラ|シャープ・オムロンの対応車種にテスラは含まれていない


日本のV2H機器は、機器メーカーごとに対応車種を公表しています。
テスラが入っているかは、メーカーの一覧で見ます。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
V2H機器につなげる車は、メーカーの対応車種で確認する
オムロンは、マルチV2Xシステムに接続できる電動自動車(EV・PHEV)を、同社が公表する対応車種に限ると案内しています(オムロンの対応車種)。
解説では、V2H機器によっては車種ごとに動作検証が行われ、対応リストにない車両は正しく動作しない恐れがあるとされています(オムロンの解説)。
三菱電機のSMART V2Hで利用できるのは、「V2H対応の自動車」です。条件は、CHAdeMO(チャデモ)仕様の急速充電口があること、その急速充電口を使ってV2Hで放電できることです(三菱電機のSMART V2H)。
シャープ・オムロンの対応車種一覧に、テスラは含まれていない
シャープの対応車種一覧に並ぶ自動車メーカーは、日産・三菱自動車・トヨタ・SUBARU・ホンダ・BYD Auto Japan・マツダ・Mercedes-Benzです。
テスラは含まれていません(シャープの対応車種)。
オムロンの対応車種ページは、日産・トヨタ・ホンダ・BYD・Hyundaiなど12メーカーで、テスラは含まれていません(オムロンの対応車種)。ほかの機器メーカーは、各社の一覧で確かめます。



オムロンの解説は、年式やソフトウェア更新の有無も注意点としています。
CHAdeMOアダプターは、急速充電設備で充電するためのもの


Tesla Japanは、TeslaのCHAdeMOアダプターを、国内の急速充電設備(CHAdeMO)で充電するためのアダプターとして案内しています(公共の充電設備)。
CHAdeMOアダプターをV2H機器につないで家へ給電する使い方は、日本で正式に利用できるとは案内されていません。
テスラが日本で案内する停電時の給電は、Powerwallから家と車へ


日本のTeslaが案内している機能は、Powerwallから家への電力供給、Powerwallから車への充電、太陽光の余剰電力での車の充電です。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
Powerwallは停電時に家の全ての家電へ電力を供給し続ける
Tesla Japanは、停電時にPowerwallからご自宅の全ての家電へ電力を供給し続けると案内しています。
停電が発生しても、Powerwallが太陽光発電システムの稼働を支え、太陽光発電も通常どおり続きます(Powerwallの案内)。
停電時はPowerwallから車へ充電できる


停電時には、車がPowerwallと連携して、Powerwallシステムの充放電能力を超えないよう、車の充電を制御します。Powerwallは、家で使う電気の状況に合わせて、車の充電を遅くしたり止めたりして、家に必要な電力を供給し続けます(停電時の車両の充電)。
車へ充電する量の上限は、Teslaアプリの「車両への充電しきい値」で決めます。Powerwallの蓄電レベルがしきい値を下回ると、Powerwallは車の充電を止め、バックアップ電源として動き続けます(停電時の車両の充電)。
停電時に充電しても、Powerwallや車のバッテリーの総合的な寿命には影響しないと、Teslaは案内しています(停電時の車両の充電)。寿命の詳細はテスラのバッテリー寿命の記事で、通常時の充電時間の考え方はテスラの充電時間の記事で解説しています。



停電時の車への充電に、Teslaアカウントへの接続は必要ありません。
太陽光発電の余剰電力で車を充電する機能もある
Teslaの「太陽光発電で充電」は、太陽光発電システムが発電した余剰電力だけで、車を充電する機能です。PowerwallとTeslaの車の両方が必要です(太陽光発電で充電)。
Powerwallは、太陽光で発電して蓄えた電気を、ご家庭の分電盤を通して車に充電できます(Powerwallの連携)。必要な設備や効果は、テスラの自宅充電と太陽光発電の記事で解説しています。
自宅充電の安さは条件で変わる!
同じ条件で太陽光・蓄電池の見積もりを並べると、充電費用の違いが分かります。
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太陽光発電・Powerwall・家庭用蓄電池は、目的に合わせて選び分ける


設備の選び方は、太陽光の電気を車で使いたいのか、停電時に家の電気を確保したいのかで変わります。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
太陽光発電の電気を車で使うだけなら、蓄電池は必須ではない


太陽光発電の電気を車で使うだけなら、蓄電池は必須ではありません。発電している昼に車を充電すれば、太陽光の電気を使えます。
蓄電池を入れる理由になるのは、夜にも太陽光の電気を使いたい、停電時に家の電気を確保したい、Teslaの「太陽光発電で充電」を使いたい、のいずれかです(Powerwallの案内・太陽光発電で充電)。
自宅で車を充電したときの料金の考え方は、テスラの充電料金の記事で解説しています。
Powerwall 3は13.5kWh・最大9.69kWの家庭用蓄電池
Powerwall 3の仕様は、蓄電容量13.5kWh、定格出力と自立運転時出力が最大9.69kW、保証が10年です(Powerwallの仕組み)。
Teslaは2026年8月3日に、Powerwall 3の日本での販売開始を発表し、設置開始を2026年9〜10月以降と案内しました。お申込み後は、お住まいの地域のテスラ認定販売施工会社から連絡があります(Powerwall 3の発表)。
Teslaは、Powerwallを新設・既設に関わらずすべての太陽光発電システムに連携できると案内しています(Powerwallの連携)。
価格と補助金は、テスラのPowerwall 3の価格をまとめた記事で解説しています。
Powershareを待つか今導入するかは、案内済みの機能と必要な電力で決める


判断の軸は、日本で案内されている機能、停電時に使いたい電力、予算と補助金の受付状況です。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
Tesla Japanが案内する機能だけを前提に判断する
Powershareは、日本で正式に利用できるとは案内されていません。
待つ前提の計画は立てられないため、現在案内されている機能で、必要な停電対策を決めます。
停電時に家の電力が必要なら、案内されているPowerwallなどの設備を、複数社の見積もりで比べます。
停電時に使う家電と時間から、容量と出力を決める


必要な電力量は、消費電力(kW)×使う時間(h)で求めます。たとえば1kWの家電を5時間使うと、5kWhです。同時に使う家電の消費電力の合計は、設備の出力(kW)の範囲に収めます。
Powerwallには、停電に備えて残す蓄電量を決める「バックアップのための蓄電率」の設定があります(Powerwallの連携)。



バックアップの範囲が家全体か特定の回路かは、見積もりで確かめます。
導入を決めるまでの流れは、次の4STEPです。
停電時に使いたい家電の消費電力(kW)と使う時間(h)をかけて、必要な電力量(kWh)を出します。
太陽光発電の有無と、パワーコンディショナーの種類を確認します。
住宅の条件で設置場所や工事の内容が変わるため、複数社に現地調査を頼み、同じ条件で見積もりを取ります。
蓄電容量、出力、停電時に使える範囲、保証、補助金の受付状況を並べて、自宅に合う構成を選びます。
テスラのV2H対応に関するよくある質問


まとめ|テスラのV2H対応は日本で案内されていない
テスラのV2H対応を日本で考えるときは、案内されている機能と、停電時に使いたい電力で判断します。
- Model 3・Model YのPowershareは、米国・プエルトリコで注文された車の機能
- シャープとオムロンの対応車種一覧に、テスラは含まれていない
- 日本のTeslaが案内する停電対策は、Powerwallから家と車への電力供給
- 太陽光の電気を車で使うだけなら、蓄電池は必須ではない
- 設備は、使いたい電力・太陽光・予算をそろえて、複数社の見積もりで比べる
自宅充電の安さは条件で変わる!
同じ条件で太陽光・蓄電池の見積もりを並べると、充電費用の違いが分かります。
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